[楽器修理]チャランゴKANATA1990年作 

KANATA(WALDO PANOZO)1990年作のチャランゴです。
阪神淡路大震災の時に壁から落ちて大破したものだそうです。
カサ・デ・ラ・パパの前田氏よりずいぶん前に預かっていたのですが
ようやく完成しました。

・ボディの割れ修復
・表面板取替(シトカスプルース)
・指板カンナがけ、フレット線取替
・弦巻新品に取替
・全体再塗装
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サウンドホール部分はオリジナルのものを新しい板に移植しました。
’90年製作ということで数字の「90」をデザインしているそうです。
(真中のF?はなんでしょうね?)
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背面の彫刻とボディ修復部分。
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ご興味をお持ちの方はこの10月11〜13日に福島県川俣町で開催される
「コスキン・エン・ハポン2008」会場のカサ・デ・ラ・パパのブースへどうぞ。
価格は前田氏とご相談ください。(インティ工房保証付)

[楽器修理]Pazti(パッツィ)のチャランゴ 

ボリビア・スクレの名工「ヘラルド・パッツィ」とその息子「アルマンド・パッツィ」の
共作となるチャランゴです。あまり日本では知られていませんがアルマンドで3代目と
なる老舗で芸術的にも楽器としても価値のある銘器を生み出しています。

5年前に亡くなった古くからの友人が輸入を手がけたものが縁あってうちにやってきました。
いろいろと実用には問題点があるので全面的にオーバーホールした上でどなたかに
使っていただきたいと思っています。

その問題点は
・表面板裏の補強が剥がれかけていて異音を発している。
・表面板ひび割れ、傷多数。
・弦高が高すぎる。

というわけで表面板、指板ともに新しく作り直すことにしました。
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表面板のデザインはそのままコピーしますが・・・、
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この小さいサウンドホールではミラーも入らず内部の点検が出来ないんです。
いろいろ考えた末、Shadowのピックアップでエレアコ化することにしました。
プリアンプの取り付け部を点検口代わりにしようという目論見です。

天国の友人に「貴重なマエストロの作品に何てことするんだ!!」って怒られるか、
あるいは「面白そうじゃん、どんな音になるかたのしみだね〜」と言ってくれるかな。




[楽器修理]ペルー・マンドリンその後 

またしてもBlog更新が1ヶ月以上あいてしまいました。
けして書くネタがないわけではないのですが・・・。

以前紹介したペルーマンドリンその後です。
表面板、指板、取り付け終わり、ようやく塗装下塗りまでこぎつけました。

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オリジナルはサイドが濃い色の塗料でほとんど塗りつぶされていたのですが、
剥がしてみてびっくり、とてもきれいなマホガニーです。もちろん合板ではなく単板。
ひょっとして表面板と同じく継ぎはぎか?
あるいは何か傷を隠すために着色してるんじゃないか? と疑っておりました。

ちなみにバックも同じ材料でこちらの面にはクリヤーで着色なし。
そのままで十分きれいなのに不思議なことをしますね〜。

さてサイドの四角い穴はなんでしょう? 表面板の穴は?

そう、ピックアップ・プリアンプの切り欠きです。
ついにみつけた秘密兵器、ドイツの老舗ブランドShadow【シャドウ】のSH JWです。
センサー部が両面感知するようになっていてサドル側だけでなく、ボディ側の振動も
拾うのでより自然なサウンドが得られるとか・・・。

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なんといっても小型で軽量、上の写真エンドピンジャック、センサー、プリアンプの三点で
たったの48.7gです。
チャランゴにもたまに取り付けているのを見かけるFishmanのPrefixシリーズですが、
おそらく重量はこれの倍以上でしょう。なにせ電池006Pだけで43gですから・・・。
しかも価格もFishmanの半額以下です。(定価20,000円)
重量半分、価格も半分、性能は?充分期待できそうです!!
ちなみにShadow SH JW はボタン電池のCR2032です。

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取り付けイメージはこんな感じです。
近いうちにチャランゴにも実装してみようと思っております。


[楽器製作]セラミック・チャランゴ完成 

世界初(?たぶん・・・)セラミック・ボディのチャランゴです。
以前から焼物でチャランゴ作ったらどうなるかと井上氏と話していたのですが、
ついに実物が出来上がってしまいました。
気になる音色は・・・音はかなりでかいです。良く鳴ります。
しかし、あまり上品な音ではないかもしれません。
まだ完成したばかりなのでこれから変わってくるとは思いますが。

それから少々重いのが難点ですね。
座って弾く時には膝にずっしりくる感じが心地良いです。
長時間立って弾くのは辛いかもしれませんが、
筋力強化トレーニングにはなりそうです。

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表面板:シトカスプルース
ボディ:セラミック
ネック:サペリ
弦長:355mm
重量:1.3kg

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三木山フォルクローレ音楽祭に持っていきますので興味をお持ちの方、
弾いてみたい、さわってみたいと思われた方はタンタナクイのテントへ
お気軽にどうぞ。

[楽器修理]ペルー・マンドリンがやってきた 

ペルー・マンドリンの修理依頼を受けました。
南部の町アレキーパで作られたものです。
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しっかりとした作りでなかなかいい響きなのですが・・・。
なんと表面板は短冊のような細い板を継ぎ合わせて作ったもので、
その数16枚!!南米では多少の継ぎはぎは良く見かける、
というかあたりまえなんですが、ここまで思い切った物は
私も初めて見ました。
その継ぎ合わせ部分が乾燥でひび割れてきたため
表面板を取り替えることとなりました。
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あとはフレット打ち直し、指板も取替、
表面板に接着されてしまっているブリッジも再製作です。
ついでにピックアップも取付け予定です。
塗装もやり直してピカピカの新品同様にするつもりです。

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私の所有しているクスコのカスティージョ製(左)と並べてみました。
同じペルー・マンドリンでも雰囲気がかなり違いますね。

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とりあえず表面板外してみました。

(つづく・・・)